「三度目の正直」はなかった、残るは「内閣総辞職」だけだ、安倍政権の〝負の遺産〟を清算できない岸田内閣は必ず自滅する、岸田内閣と野党共闘(その29)

「三度目の正直」という言葉がある。最初の二回は失敗しても三回目はうまくゆく、という意味だ。山際経済担当相と葉梨法相の連続辞任に関しては対処を誤ったが、「辞任ドミノ」につながる寺田総務相の辞任だけは何としても避けたい、――おそらく岸田首相はこ…

〝トカゲの尻尾切り〟を何時まで続ける気なのか、岸田首相の消費期限は刻々と近づいている、岸田内閣と野党共闘(その28)

山際大志郎経済担当相の辞任に引き続き、今度は葉梨康弘法相が辞任した。各紙が一面トップで報じているように、これは〝更迭〟そのものであり、岸田首相の任命責任は避けられない。それでも、閣内にはまだ怪しいのがウヨウヨいるというのだから、このままで…

「鉄面皮が洋服を着て歩いているような男=山際大臣」が漸く辞任に追い込まれた、岸田首相は任命責任を厳しく問われるだろう、岸田内閣と野党共闘(その27)

山際大臣(経済再生担当)がテレビに出てくると、スイッチを切るか、スリッパを投げつけるかのどちらかだ――私の周辺にはこんな過激な年寄り連中が多い。スリッパの代わりに雑巾を投げつける奴もいる。家人にたしなめられて最近は止めたと聞くが、それでは気…

〝野壺(肥溜め)〟に嵌まった岸田首相、このまま〝野垂れ死〟するのか、それとも野壺から這い上がるのか、岸田内閣と野党共闘(その26)

市民と野党共闘の会議の席上で、ある学者が岸田首相の現状を「野壺にはまった状態」と表現したという。言い得て妙な発言だ。私は田舎育ちなので「野壺」のことはよく知っているが、要するに「肥溜め(こえだめ)」のことだ。と言っても、都会育ちの人にはよ…

内閣支持率と自民党支持率の下落がリンクし始めた、〝頭のすげ替え〟だけで政治危機は脱出できない、岸田内閣と野党共闘(その25)

前回に引き続き、メディア各紙の世論調査の動きをみよう。9月19日発表の毎日新聞と日経新聞の世論調査には共通した傾向が見られる。第1は、内閣支持率が2021年10月の政権発足後最低に落ち込んだこと。第2は、内閣支持率と自民党支持率がリンクして下落してい…

同じことを繰り返すだけの〝丁寧な説明〟では国民の信は得られない、安倍「国葬」をめぐる世論の変化について、岸田内閣と野党共闘(その24)

9月に入ってから、各メディアの世論調査が注目を集めている。12日発表のNHK世論調査、13日の朝日新聞調査、そして15日の時事通信調査が相次いで内閣支持率の〝急落〟を報じたからである。一般的に言って、内閣支持率が下がることはそれほど珍しくないが、…

旧統一教会の盟友・安倍元首相を国葬にするという〝破局の選択〟岸田内閣は国民世論から厳しく断罪されるだろう、岸田内閣と野党共闘(その23)

先日、私の携帯電話に突然「非通知」の知らせが届いた。普段なら応答しないのだがたまたま開いてみたら、なんと「解散総選挙」についての世論調査なのである。形式は、例の如く「選挙に関心はあるか」「投票に行くか」「支持政党はどこか」などの質問に対し…

聞くだけ、言うだけ、何もしない、毎日新聞調査の内閣支持率急落は岸田首相への一大打撃となった、岸田内閣と野党共闘(その22)

毎日新聞が8月20、21の両日に実施した全国世論調査によると、岸田内閣の支持率は7月16、17日の前回調査52%から16ポイント下落して36%になり、昨年10月の内閣発足以降で最低となった。不支持率は54%で前回37%より17ポイント増加した。毎日新聞の内閣支持…

選挙結果を素直に総括できない政党は真面な方針を出せない、日本共産党第6回中央委員会総会報告を読んで、岸田内閣と野党共闘(その21)

8月2日の「しんぶん赤旗」を読んだ感想を述べたい。年老いた3人の酒飲み仲間が懇親会を兼ねて集まり、参院選の結果について忌憚のない意見交換をした。大手紙数紙も互いに持ち寄っての合同会議だから、多多ますます弁ずの次第と相成った。それぞれが思い思い…

〝自滅〟した野党共闘、比例票狙いの各党立候補も不発、泉健太立憲代表はその責任を取らなければならない、岸田内閣と野党共闘(その20)

6月20日以降、拙ブログは事実上「開店休業」状態だった。連載中の原稿の締め切りが迫っていたこと、阪神淡路大震災の「新長田再開発事業」に関する検証報告のフォローに追われていたこと、〝灼熱地獄〟の京都の暑さに身体が対応できずダウンしたことなど、理…

「べたなぎ国会」(与野党対決なし)は「きれいな空振り」(内閣不信任案否決)で終わった、立憲民主党の〝あいまい路線〟は墓穴を掘るにちがいない、岸田内閣と野党共闘(その19)

2022年6月15分、第208回通常国会が閉会した。各紙の見出しは驚くほど似通ったものだった。 〇日本経済新聞(6月15日)、「国会、異例の与党ベース、政府提出法案 26年ぶり全て成立へ」「会期中 内閣支持は上昇、決め手欠く野党、『対決型』控える」 〇朝日新…

保守層取り込みを目指す立憲民主党の参院選公約は成功するか、岸田内閣と野党共闘(その18)

参院選が近づくにつれて、全国注目の京都選挙区では最近、各党の宣伝カーがしきりに走るようになった。私が住む衆院選京都3区(京都市伏見区)では、昨年の衆院選で共産が不可解にも候補擁立を見送り、立憲の泉健太氏が楽々と当選した。聞けば、京都1区での…

参院選公示まで1カ月、自民にすり寄る国民民主、分裂を促進する連合、進まぬ野党共闘、岸田内閣と野党共闘(その17)

2020年参院選公示まで1カ月、日経新聞(5月22日)は「1人区、野党競合3分の2」「調整不調、維新も台頭」との見出しのもとに、次のような情勢を伝えた。 ――参院選の公示日となる見通しの6月22日まで1カ月に迫った。全国32ある改選定数1の「1人区」のおよそ3分…

毎日新聞連載記事〝労組分断〟が明らかにしたもの、「女性」「中小企業」「高卒」がトレードマークの芳野友子連合会長の役割と行き着く先、岸田内閣と野党共闘(その16)

マスメディアの注目を一身に集めた連合初の女性会長、芳野友子氏の素顔が次第に明らかになってきている。毎日新聞の大型連載記事(5月4~7日)〝労組分断〟は、大手紙では初めて本格的な調査報道に基づく政治記事であり、芳野氏が起用された背景とその後の行…

維新と国民が京都・静岡の参院選両選挙区で相互推薦、連合推薦の(共産を除く)野党共闘は崩壊に向かう、岸田内閣と野党共闘(その15)

参院選京都選挙区にある私の家には、このところ維新のビラがよく入るようになった。これに危機感を覚えたのか、立憲公認候補の福山哲郎参院議員のビラも時々入るようになった。これに対して自民と共産のビラやチラシはあまり目につかない。各政党の運動量を…

自民・国民の連携が進む一方、野党共闘は依然として膠着状態、このままでは野党は参院選を戦えない、岸田内閣と野党共闘(その14)

ロシアによるウクライナ侵攻が日々加速する中で、メディア空間はウクライナ一色に染まったままだ。連日連夜ウクライナの惨状が目の前に映し出されれば、誰もが不安にさいなまれ焦燥感に駆られるのは当然のことだ。しかし、安倍元首相のように情勢に付け込ん…

〝連合の将棋のコマ、泉立憲代表〟のままでは、野党は参院選を戦えない、岸田内閣と野党共闘(その13)

2022年度当初予算が3月22日に成立した。一般会計の歳出規模は過去最大の107兆円超、それでいてほとんど論戦らしい論戦もないままに戦後4番目の速さでの成立となった。野党第1党の立憲民主党が予算追及のイニシアチィブを取れず、しかも「盟友」の国民民主党…

〝国家レベルの労使協調路線〟が着実に加速している、連合初の女性会長起用の裏にあるもの、岸田内閣と野党共闘(その12)

小さな記事だったが、2022年2月26日付の日経新聞に〝国家レベルの労使協調路線〟が着々と加速していることを窺わせる記事が載った。「自民、連合との協調明記、運動方針案 参院選にらみ接近」というもの。そこには「自民党と連合をめぐる最近の動き」が時系…

泉健太氏を代表に選んだ立憲民主党の悲劇、数合わせ「野党第1党」の終わりの始まりか、岸田内閣と野党共闘(その11)

昨年11月末、立憲民主党代表に選出された泉健太氏の動きがさっぱり見えない。共産党との選挙協力は「白紙」だと言いながら、その一方で参院選での「野党候補の一本化」は進めると言う。共産との選挙協力を白紙にすれば、参院選での野党候補の一本化などあり…

賃上げなど労組本来の活動に取り組まず、なぜ野党分断に狂奔するのか、与党と経済団体の下僕になった連合に未来はない、岸田内閣と野党共闘(その10)

昨年10月の衆院選を前に、各紙は一斉に日本の年収や平均賃金の現状を取り上げた。日本経済新聞(2021年10月16日)は、1面トップで「日本の年収、30年横ばい」と以下のように報じた。 「衆院選(31日投開票)に向けた論戦が本格的に始まった。経済政策での重…

2021年はデルタで暮れ、2022年はオミクロンで明けた、されど野党共闘は「霧の中」、岸田内閣と野党共闘(その9)

毎日がまるで物理学の教科書を読んでいるような感じで時間が過ぎていく。「デルタ」だの「オミクロン」だの、ギリシャ語のアルファベットが世上に溢れているからだ。こんな言葉を毎日聞かされると、日本中が新型コロナウイルスのパンデミックに翻弄されてい…

立憲民主党と共産党がこのままの状態では参院選で〝共倒れ〟する、「政治対決の弁証法」ではなく「国民世論の弁証法」による総括が必要だ、岸田内閣と野党共闘(その8)

こんな後ろ向きの感想を年末に書く破目になるとは夢にも思わなかった。2021年10月衆院選が終わって以降、立憲と共産との間で野党共闘に関する総括の話がまったく進んでいない。それに比べて連合芳野会長の発言は過激一方になる始末。まるで〝反共のカラス〟…

〝政治対決の弁証法=支配勢力と共産党との攻防プロセス〟の角度からの分析では、総選挙敗北を総括できない、岸田内閣と野党共闘(その7)

今回の衆院選で共産と協力したことが立憲の議席減につながった――とする意見が立憲民主党の内外で強まっている。先日行われた立憲代表選挙においてもこの点が事実上の争点となり、共産との共闘のあり方を見直す方針を掲げた泉健太氏が代表に選出された。泉健…

泉健太政調会長の〝野党候補一本化〟は「地域事情による=京都を除く」のダブルスタンダード(二枚舌)で成り立っている、泉氏はその理由を立憲支持者に説明しなければならない、岸田内閣と野党共闘(その6)

立憲民主党代表選挙が本格化してきた。自民党総裁選挙の二番煎じの感があるが、それでもマスメディアで大きく取り上げられ、NHKテレビの日曜討論会にも出演するようになると、候補者一人ひとりの発言はそれなりの重みをもつようになる。一方、共産党の方は、…

【番外編】歴史的、文化的、学術的価値の高い京都府立植物園の〝イベント広場化〟は許されない、京都府に開発整備計画の白紙撤回を求める

立憲民主党代表選については、どうやら泉健太政調会長と逢坂誠二元政調会長の2人の政調会長経験者に的が絞られつつあるようだ。この件についてはいずれ別稿で論じることにして、今回は私の古巣である京都府立大学と京都府立植物園をめぐる「緊急事態」につい…

「敵に塩を送る」ことは美談だが、立憲京都府連を支援することは「票をドブに捨てる」のと同じことだ、岸田内閣と野党共闘(その5)

ことわざ辞典によれば、「敵に塩を送る」ことの意味は、敵が苦しんでいるときに弱みにつけ込もうとするのではなく、逆にその弱みを助ける行為を指すとされている。「正々堂々」「真っ向勝負」の意味に通じる部分があり、そこには相手と自分が最善の状態で戦…

共産党はなぜ党首の直接選挙を実施しないのか、政策論議もなく、党首交代もない「改革拒否政党」の前途は危うい、岸田内閣と野党共闘(その4)

今回の衆院選で自民党が大勝した背景には、周到に仕組まれた総選挙前の党首選挙の実施がある。自民は事前の党首選挙を本番の総選挙さながらに演出し、その巧みな選挙戦術によって菅前首相のダークイメージをクリアーすることに成功した。自民の党首選挙に注…

不人気で魅力のない野党党首が〝野党共闘不発〟の引き金を引いた、「能面ロボットスピーチ」(枝野立憲代表)や「強面(こわもて)演説」(志位共産党委員長)では有権者を引き付けることができない、岸田内閣と野党共闘(その3)

2021年総選挙が終わった。今回の衆院選で立憲民主、共産、国民民主、れいわ、社民の野党5党は、全国289ある小選挙区の4分の3に当たる213選挙区で候補者を一本化して選挙に臨んだ。しかし、予想に反して、野党5党が勝利したのは59選挙区(立憲54、国民3,共産…

立憲民主党と共産党が奇妙な取り引き(?)、京都は〝魑魅魍魎〟の世界なのか、岸田内閣と野党共闘(その2)

国会が10月14日に解散され、衆院選告示が19日と間近に迫った。自民党は11日、小選挙区と比例区の1次公認295人を発表し、残る5選挙区でも候補者調整の目途をほぼつけたとされる。野党共闘の方は立憲民主党と共産党の選挙協力態勢が固まり、競合していた選挙区…

〝ポスト菅政権〟の自民党戦略、自民党は総裁選挙、新政権樹立、解散・総選挙で局面打開を図った、岸田内閣と野党共闘(その1)

岸田新首相は10月4日、新内閣発足後の記者会見で、大規模なコロナ・経済対策を打ち出すためにも早期に国民の信任を得たいとして、今月21日に任期満了を迎える衆議院の解散・総選挙に関して、14日解散、19日公示、31日投開票との日程を示した。菅首相が退陣表…