2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

野党共闘の大義と党勢後退の狭間に揺れる共産党のジレンマ、野党共闘と党勢拡大は両立するか(2)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その119)

京都新聞(2017年1月19日)は、共産党第27回大会における「野党共闘」への傾斜を党存立の基盤である財政面から分析している。「共闘への傾斜には、党員減少や財政難に直面する苦しい台所事情がちらつく」というのが分析視点だ。理由は、「党員数は約30万…

野党共闘の大義と党勢後退の狭間に揺れる共産党のジレンマ、野党共闘と党勢拡大は両立するか(1)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その118)

このところ、共産党の機関紙『しんぶん赤旗』の紙上では、連日悲鳴にも似た党勢拡大の訴えが続いている。全国各地での様子が日々克明に報道され、その日の成果が即時に報告される。このような紙面を見るとさぞかし党勢拡大が進んでいるようにも思えるが、そ…

「核の傘」追随路線からでは見えない米朝首脳会談の意義、それでも安倍外交は方針転換を迫られる、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その117)

私は外交問題についてはあまり詳しくないので、今回の米朝首脳会談の評価について的確な見解を述べることはできない。とはいえ、日本国民の1人として感想程度の素朴な意見を述べることは許されてよいと思う。外交問題の評価が一部の専門家やメディアによって…

大山鳴動して鼠一匹出ず、安倍政権打倒へのマグマはさらに大きくなった、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その116)

大山鳴動して鼠一匹出なかった。大阪地検特捜部は5月31日、安倍首相夫妻による森友学園への国有地売却を巡る一連の不正疑惑に関して、財務省、国交省関係者らの国有地の大幅値引き売却に対する背任や決裁文書の改ざんなど全ての告発容疑について、財務省…