2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪維新のダブル選圧勝は野党再編にどう影響を与えるか、早くも「共産党と組めば保守票が逃げる」とのキャンペーンが始まっている、おおさか維新を野党分断カードに起用する安倍戦略が着々と進行している(3)、大阪ダブル選挙の行方を考える(その13)

来年夏の参院選に向けて「おおさか維新」を野党分断カードに起用する安倍戦略が着々と進行している。首相官邸が中山泰秀・自民府連会長を「トロイの木馬」に仕立て、「オール大阪」を破壊したのは一にも二にもそのためだった。維新のダブル選圧勝が参院選に…

自民党大阪府連はダブル選完敗の総括をどうする、中山府連会長はこのまま居座るのか、それとも完敗の責任を取って辞任するのか、おおさか維新を野党分断カードに起用する安倍戦略が着々と進行している(2)、大阪ダブル選挙の行方を考える(その12)

大阪ダブル選の翌々日、11月24日の読売新聞は「エース降板 党の行方は」という興味深い記事を掲載している。「自民 柳本氏で大敗 人材喪失」というわけだ。それを象徴する光景が描写されている。 ――大阪維新の会が圧勝したダブル選から一夜明けた23日…

中山泰秀自民党大阪府連会長は首相官邸から派遣された「オール大阪」壊しのトロイの木馬だった、おおさか維新を野党分断カードに起用する安倍戦略が着々と進行している(1)、大阪ダブル選挙の行方を考える(その11)

大阪ダブル選投開票日から4日、漸く全体の選挙構図が見えてきた。すぐにもブログを書くつもりだったが、毎月寄稿している京都の月刊誌、『ねっとわーく京都』(2016年1月号、12月3日頃発売)の原稿締め切り日が重なったこともあり、今日までなかなか手がつ…

自民支持層は水と油の「安倍自民=吉村・松井支持層」と「大阪自民=柳本・栗原支持層」に分裂している、自民「大物」の投入は柳本・栗原支持層の拡大につながらない、ダブル選の帰趨は「大阪自民+共産・民主・公明=オール大阪」の連携に掛かっている、大阪ダブル選挙の行方を考える(その10)

11月22日に迫った大阪ダブル選投開票日を前に、マスメディア各紙が16日朝刊で14日から15日にかけて行った大阪府民を対象とする世論調査結果を一斉に発表した。それによると、知事選、市長選ともに大阪維新候補が自民党推薦候補をリードしており、…

大阪ダブル選をめぐる自民党の複雑怪奇な「ねじれ」、維新2勝0敗=首相官邸、反維新2勝0敗=自民大阪府連、維新・反維新1勝1敗=自民党本部――どれが本音かわからない「ねじれ選挙」のなかで有権者は大いに戸惑っている、大阪ダブル選挙の行方を考える(その9)

私が聞いたなんば高島屋前の谷垣自民党幹事長の応援演説はそれなりに「まっとう」なものだった。「大阪都構想は5月の住民投票でもう終わった。憎しみと対立はもうやめにしよう。大阪は(都構想で)大阪市を廃止するのでなく、他都市と連携して目標を決め、…

大阪ダブル選の終盤戦模様は、大阪維新の優勢が伝えられているにもかかわらず演説内容の空虚さが目立った、大阪都構想も個別政策も語らずただひたすらに「公務員・議会攻撃」に終始する松井・吉村・橋下3氏の街頭演説はもはや聴衆を引き付ける力を失っている、大阪ダブル選挙の行方を考える(その8)

大阪ダブル選がいよいよ終盤戦に差し掛かかった11月14日(土)午後、大阪市内で行われている維新・反維新両陣営の選挙演説を聞きに行った。ひとつは柳本・栗原両候補の応援に来た谷垣自民党幹事長らのなんば高島屋前の自民党街頭演説、もうひとつは心斎…

「大阪都構想」住民投票とはいささか違う様子を見せ始めた大阪ダブル選、選挙争点は「都構想=空中戦」から「個別政策=地上戦」にシフトした、大阪ダブル選挙の行方を考える(その7)

前回ブログで、「知事選告示翌日の各紙が伝えるように、選挙前は最大争点と目されていた『大阪都構想』が前面に出てこなかった」と書いた。毎日新聞11月6日の記事によれば、松井氏は大阪市南部や地元の八尾市で街頭演説をしたが最優先の政策としてきた都…

大阪ダブル選は「党派選挙」ではない、「党派を超えた選挙」なのだ、地方自治・議会制民主主義「擁護」か、地方自治・議会制民主主義「破壊」かの戦いなのだ、大阪ダブル選挙の行方を考える(その6)

今回の大阪ダブル選を取り巻く情勢と政治構図はきわめて複雑だ。何しろ国政では与野党として対立しているはずの自民と民主・共産が「反大阪維新」で事実上手を組み、自民とは与党関係にある公明が「どちらにもつかない」立場を表明しているからだ。その一方…

国政政党を目指すと言いながら「大阪純化」する矛盾、地方分権型政党と言いながら「大阪主導=大阪独裁」にこだわる矛盾、「おおさか維新の会」は大阪以外では通用しない「橋下私党」となってやがて消えていくだろう、大阪ダブル選挙の行方を考える(その5)

橋下大阪市長らが10月31日、新党「おおさか維新の会」の結党大会を開いた。大会には衆参18人の国会議員、19都府県からの地方議員ら約240名が出席し、橋下氏は「『おおさか』は改革の象徴。東京中心だった政治を変え、地方からしっかり改革を進め…