2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

橋下市長のファッショ的言動に見る「壊し屋」と「トリックスター」の本性(2)、(大阪ダブル選挙の分析、その6)

目下、マスメディアの目は、橋下市長による大阪市役所の“解体手術”と大阪維新の会の国政進出に集中しているかのようにみえる。過日の橋下移動劇場の“東京公演”では、橋下市長がどれだけ多くの政府や政党の要人と面会するかということ(だけ)がマスメディア…

橋下市長のファッショ的言動に見る「壊し屋」と「トリックスター」の本性(1)、(大阪ダブル選挙の分析、その5)

12月19日から丸3日間、橋下氏は市役所を空っぽにして永田町と霞が関を駆け回った。まるで「大名行列」よろしく200人近い報道陣を引き連れ、政党幹部や各省大臣との面会シーンに露出することに専念した。面会場所を「即席スタジオ」に見立てての “橋…

大阪維新の会は国政選挙に進出するか、できるか、(大阪ダブル選挙の分析、その4)

12月19日正午、北朝鮮の金正日総書記の死亡が例の女性アナウンサーによって朝鮮中央放送から発表された。イミョンバク韓国大統領と野田首相の日韓首脳会談が京都で終わった直後の出来事で、両氏とも事前にこの情報を把握していなかったらしい。少しでも…

橋下市政の最大課題は同和行政(解同問題)の刷新だ、(大阪ダブル選挙の分析、その3)

12月19日の橋下新市長の登庁日を控えて、目下、大阪維新の会は「絶好調」のように見える。すでに橋下氏による大阪市役所幹部からの「聴き取り」(というよりは要求・注文)は終わり、年内立ち上げ予定の府市統合本部の陣容も決まって、維新の会は実質的…

見せかけの“パンとサーカスの政治”のリアクションが怖い、ハシズムを「一過性ブーム」に終らせたい財界と既成政党の思惑、(大阪ダブル選挙の分析、その2)

大阪財界が今回の選挙結果を手放しで歓迎していないのは、盟主格の関西電力が橋下氏の「脱原発依存」の公約を警戒していることもあるが(関電は平松陣営の中核勢力の一員だった)、それ以上に「何をしでかすかわからない」ハシズムに一抹の不安感を抱いてい…