2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

集団的自衛権の行使容認で「平和の党」を捨て、消費税の引き上げで「庶民の党」を捨てる公明党、結党50年を目前にして山口代表の「前のめり発言」が目立つ、維新と野党再編の行方をめぐって(その38)

集団的自衛権の行使容認に踏み切って以降、公明党山口代表の「前のめり発言」が目立つ。8月21日、広島市の豪雨被害で救出活動が続く中、安倍首相が静養のため山梨県の別荘に戻ったことを野党幹部が批判したのに対して、山口代表は「内閣としてしっかり対…

終戦(敗戦)記念日に集団的自衛権の閣議決定を釈明しなければならない公明党の苦しい事情、それでもなお「憲法9条に象徴される平和主義はこれからも守っていく」、「今後も日本が国際社会の中で平和国家としての役割を果たせるよう平和の党・公明党がリードしていく」と強弁、維新と野党再編の行方をめぐって(その37)

今年のお盆明けに我が家に若干異変が起きた。8月17日、いつものように新聞を取りに玄関に出たところ、見慣れない新聞が入っているではないか。8月16日付けの公明新聞だ。私は数紙を定期購読しているが、公明新聞は頼んだこともなければ入っていたこと…

「ディープな癒着構造」が自公連立政権の本質だった、密室協議(裏の世界)と選挙協力(表の世界)を通して「自公のきずな」はますます太くなった、維新と野党再編の行方をめぐって(その36)

毎日新聞の公明党に関する連載記事(2014年8月5〜12日)は、大きくは(1)創価学会と公明党の関係、(2)自公連立政権の内実、(3)公明党員・創価学会員の意識状況の3部構成からなっている。以下、それぞれの項目ごとに内容を紹介しよう。まず創価学会…

公明党の保守与党化(完了)が「野党再編」効果を薄めた、一強多弱の政局は変りそうもない、維新と野党再編の行方をめぐって(その35)

集団的自衛権の閣議決定後、マスメディア各紙の関心は内閣改造と野党再編に移ったかに見える。拙ブログの公明党シリーズに対しても、「もういい加減にして、橋下維新の動向に焦点を合わせるべき」との声がしきりに聞こえてくる。大阪維新の現状を見るに、府…

結党50年、公明党は「表向き野党」→「責任野党」→「補完与党」→「責任与党」の道をたどって保守与党化を完了した、福島知事選、沖縄知事選ではその「真価」が試される、維新と野党再編の行方をめぐって(その34)

つい先日発行された『ねっとわーく京都』2014年9月号で、私は「結党50年、公明党の保守与党化がついに完了した〜集団的自衛権の行使容認が示すもの〜」という長文の連載コラムを書いた。最初はタイトルを「公明党の変節の軌跡」とでもしようと思って…

次期沖縄知事選ではまたもや「苦渋の選択」をするのか、集団的自衛権の行使容認で「毒を喰らわば皿まで」の勢いが止まらなくなった公明党が仲居真陣営に加担する日が近くやってくる、維新と野党再編の行方をめぐって(その33)

2014年11月16日に行われる第12回沖縄知事選において、米軍基地問題を軸に保革勢力が激突してきた従来の対決構図が一変する可能性が出てきた。前回の知事選で普天間基地の県外移転の公約を掲げた仲井真知事が安倍政権に屈して沖縄県民を裏切り、辺…

国民が本気で安倍政権の危険性を感じ始めた、政治の表舞台で国民が行動する日は近い、北海道新聞世論調査(2014年8月2日発表)で内閣不支持率が過半数を超えた意味、維新と野党再編の行方をめぐって(その32)

安倍政権による集団的自衛権の行使容認に関する閣議決定以来、各紙いずれの世論調査においても政府への批判が急速に高まってきている。内閣支持率は読売48%、毎日45%、共同通信48%、朝日42%、産経49%、日経48%など、昨年12月の政権発足…