2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

この人物には思想もなければ知性もない、あるのは恐怖政治による飽くなき権力支配欲だけだ、菅内閣と野党共闘の行方(6)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その231)

やっと始まった菅首相の衆参両院所信表明演説だったが、2日間にわたる代表質問への答弁を聞いて、この人物には日本国憲法に関する基本知識もなければ、法治主義に基づく統治思想についても理解ゼロ(何も学んでいない)だということが腹の底からわかった。地…

菅政権による日本学術会議への人事介入に抗議する京都緊急集会が開かれた、菅内閣と野党共闘の行方(5)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その230)

10月20日夜、JR京都駅前のキャンパスプラザ京都で「菅政権による日本学術会議への人事介入に抗議する緊急集会」が開かれた。急な呼びかけにもかかわらず大講義室に集まった大学関係者は約150人、これ以上だとソーシャルディスタンスの確保が困難になると思…

公安警察官僚が差配する菅政権、学術会議会員推薦者6人はこうして排除された、菅内閣と野党共闘の行方(4)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その229)

時事通信は10月12日夜10時、「菅首相、『6人排除』事前に把握=杉田副長官が判断関与―学術会議問題」と電子版で報じた。内容は次のようなものだ。 「日本学術会議が推薦した会員候補105人のうち6人が任命されなかった問題で、菅義偉首相がこの6人の名前と選…

墓穴を掘り始めた菅政権、学術会議人事介入への責任回避のために弄した言い訳が裏目に、菅内閣と野党共闘の行方(3)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その228)

10月11日(日)、朝7時のNHKニュースを観て驚いた。NHKが菅政権の日本学術会議への人事介入問題について初めて真面(まとも)な報道をしたのである。これまでは政府側の言い分を長々と述べ、最後に反対意見を申し訳程度に付け加えるだけだった。「ご飯…

獰猛な〝思想統制〟の牙を剝いたたたき上げ菅政権、日本学術会議への乱暴な人事介入は学問の自由(憲法第23条)を否定する、菅内閣と野党共闘の行方(2)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その227)

計算し尽くされたイメージ戦略で「地方出身、たたき上げの苦労人」「庶民の気持ちがわかる政治家」との評判を打ち立てたかに見える菅首相が、最初に剝いた獰猛な牙が日本学術会議への〝蛮行〟とも言える乱暴な人事介入だった。この1件で「国家観がない」な…

菅政権からは日本学術会議への乱暴な人事介入案件を突き付けられ、学内では退任会見一つすら開けない山極総長の惨めな最後、山極壽一京大総長の虚像と実像(その6、最終版)

山極氏は、2020年9月30日の京大総長退任に際して次のような所感を述べている(京都大学HP)。 「私が総長になってまず立てた方針は、『ボトムアップ型でいく』ということでした。自ら先頭で旗を振って人を引っ張るのではなく、私が掲げる理念に基づいていろ…