2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

旧民主党政権崩壊の「戦犯の一人」前原氏が、なぜいま民進党代表選に出馬するのか、民進党リーダーの世代交代による自らの政治生命の危機に対処するためか、それとも野党共闘路線を分断するためか、民進党代表選(1)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その8)

9月になると、民進党の代表選(9月15日投開票)が始まる。9月2日の告示日を控えて目下代表選に名乗りを上げているのは、民進党代表代行の蓮舫氏と旧民主党代表の前原氏の二人だけだ。おそらくこの二人の決戦投票になるのだろう。蓮舫氏は選挙区が東京…

〝小池新党〟の可能性を否定できない、首相官邸では都議会自民党に向けられた都民の怒りの「受け皿」にするべく、小池新党を仕立てようとしている、東京都知事選余聞(2)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その7)

都知事選直後から「小池新党」をめぐる噂が絶えない。過半数という圧倒的な自公与党会派を前にして徒手空拳で戦いを挑むことなど、小池知事は毛頭も考えていないからだ。彼女には粘り強い水面下の交渉で与党会派を手なずける気持ちもなければ、ボス連中と妥…

東京一極集中は日本を救うか? 市川宏雄氏の「耕論=東京こそ日本のエンジン」」(朝日新聞2016年8月2日)を読んで、東京都知事選余聞(1)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その6)

毎月コラムを連載している『ねっとわーく京都』10月号(9月5日発売予定)に、「人口減少時代、東京一極集中は日本を亡ぼす」との論考を書いた。東京都知事選を考える場合、「東京都をどうするか」という課題は常に「東京一極集中をどう考えるか」というテー…

稲田防衛相が靖国参拝を「パス」する理由、海外視察で靖国参拝を誤魔化すのはなぜか、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その5)

8月12日の各紙電子版は、「稲田氏、終戦記念日に靖国参拝を見送り」と伝えた。防衛省が12日、稲田防衛相が13〜16日の日程でアフリカ北東部のジブチを訪問し、自衛隊の派遣部隊を視察すると発表したからだ。これで、稲田氏が靖国参拝を強行する(に…

稲田防衛相の起用が安倍政権崩壊の導火線になるかもしれない、安倍首相は挑発人事のツケを早晩支払わなければならないだろう、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その4)

東京都知事選と安倍内閣の改造が終わったいま、次の国会を前にして政局は奇妙な静寂感に包まれている。なにしろテレビは連日、リオ・オリンピックと高校野球の中継で独占されているので、安倍政権の動向などどこかに霞んでしまった感じなのだ。通常なら、内…

小池東京都知事は「小池新党」を立ち上げるか、橋下大阪府知事は自民党を分裂させて「おおさか維新」をつくった、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その3)

ここ10日間ほど拙ブログは開店休業状態だった。都知事選について書きたいと毎日思いながら、どうしても筆が進まないのである。差し迫った別の原稿があるわけでもないのに、いったいどうしてなのか。最大の原因は、堺市長選や大阪ダブル選のときのように選…