2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

世襲政治と政党劣化の産物だった安倍長期政権がコロナ危機によって遂に命運を断たれた、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(44)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その221)

長期政権の行き詰まりと体調悪化とかで、この間、辞任の噂が駆け巡っていた安倍首相が8月28日、遂に辞任を表明した。安倍首相は、記者会見で新型コロナ対策に今後万全の措置を講じたこと、そして持病悪化を辞任の理由に挙げた。だが、コロナ対策の方は本来取…

立憲民主・国民民主の合流新党に「期待しない」68%、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(43)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その220)

立憲民主と国民民主が解党し、合流新党を結成することが8月19日決まった。国民民主の両議員総会で合流新党への参加が圧倒的多数で決まり、あくまでも「分党」に固執する玉木代表は孤立した。それにしても玉木代表の行動はわかりにくい。というよりは、立憲民…

安倍政権の要職、官房長官と幹事長が連携して次期政権抗争の先陣を切る構え、立憲民主・国民民主の合流新党は国民の期待に応えられるか、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(42)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その219)

安倍政権の要職にある菅官房長官と二階自民党幹事長が安倍政権に見切りをつけて連携し、先陣を切って次期政権抗争に乗り出した。時事通信は8月15日、「二階、菅氏の接近鮮明=自民総裁選で連携か」との最新ニュースを次のように伝えている。 「自民党の二階…

退陣するしかない安倍政権の末期症状、立憲民主・国民民主の合流新党は国民の期待に応えられるか、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(41)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その218)

暫らく膠着状態にあった国民民主と立憲民主の合流話が、最近になって急に動き出した。内閣支持率が第2次安倍内閣発足以来最低レベルに落ち込む中で、安倍首相の体調が優れないこともあって、「解散間近し」との噂が国会を駆け巡っているからだ。 それにして…

学校教育法の一部改正で副学長の職務・権限が強化され、大学自治の基盤である教授会権限が剥奪された、京大執行部体制においては総長イニシアティブの空洞化が一路進んだ、山極壽一京大総長の虚像と実像(その5)

文科省大学振興課長の寄稿論文、「大学のガバナンス改革に関する学校教育法等の改正について」(『大学評価研究』第14号、2015年8月)においては、学校教育法の一部改正の意義が、(1)副学長の職務(第92条第4項関係)、(2)教授会の役割の明確化(第93条…

ゴリラ研究だけでは大学運営ができない、組閣人事の致命的な誤り、山極壽一京大総長の虚像と実像(その4)

6年前、山極氏が京大総長に選ばれたとき、学内の私の友人たちは「山極は絵になる男」「ゴリラ研究者で山男というのは面白い」「松本以外なら誰でもいい、型破りのタイプがほしい」などと、口勝手なことを言っていた。要するに、文科省の役人が真っ青になるほ…