2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オール与党体制・地方大連立崩壊後は、「河村チルドレン減税日本」の登場か、(名古屋トリプル選挙の衝撃、その4)

愛知県はもともと強固な保守地盤を誇る地域だ。名古屋市も大都市のなかでは「偉大なる田舎」といわれるほど保守的風土が濃厚な地域である。地域の隅々まで町内会組織が隙間なく張り巡らされ、町内会連合会を牛耳る地域ボス連が自分たちの「縄張り」(票田)…

「減税日本」は果たして名古屋市民の地域政党なのか、(名古屋トリプル選挙の衝撃、その3)

「名古屋トリプル選挙」からはや2週間近くが経過した。だが、この間の河村市長の動きはとどまるところを知らない。有効投票数の7割にも達する過去最高得票数を獲得した勢いを駆って、今度は3月4日告示、13日投開票の「出直し市議選」で議席の過半数を…

大阪で「橋下大阪都構想」への反撃がはじまった、だが問題はどう反撃するかだ(名古屋トリプル選挙の衝撃、その2)

名古屋トリプル選挙の衝撃がまだ冷めない2月11日、大阪で「大阪都構想を越えて―問われる日本の民主主義と地方自治―」と題するシンポジウムが開かれた。(社)大阪自治体問題研究所主催のこのシンポジウムは、東西の地方自治の碩学6人が「橋下大阪都構想…

民意が進路を予測できない“台風の目”になりはじめた (名古屋トリプル選挙の衝撃、その1)

どうやら、日本は“暴風域”に入ってきたようだ。2月6日の「名古屋トリプル選挙」の衝撃的な結果が、何よりもそのことを示している。大方の予測はついていたが、ここまで大差がつくとは思わなかった。統一地方選挙を目前にして、民意は急速に進路を予測でき…