2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

京都選挙区は2017年衆院選の日本の縮図となった、立憲民主を軸とした新野党共闘は成立するか(2)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その89)

2017年衆院選に臨んで前原民進党代表が小池東京都知事と共謀し、騙まし討ち的に強行した民進党解体劇は野党共闘の分断という当初の目的を果たしたものの、本命の「民進党解体=希望の党躍進」という肝心の目標は果たせなかった。前原氏は10月27日の…

「神さま、仏さま、前原・小池さま」のお陰で自民が圧勝した、立憲民主を軸とした新野党共闘は成立するか(1)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その88)

投票前の予想をはるかに超える自民の圧勝だ。選挙前の国会で失態の限りを尽くしてきた自民の問題議員・暴言議員までが軒並み当選しているのだから、まったく嫌になる。全ての原因は野党側の「オウンゴール」によるものであり、野党共闘が分断されて候補者が…

希望の党、風と共に去りぬ、明確な対抗軸を持たない野党は消えるのみ、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(15)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その87)

今回の衆院選はいったい何だったのだろうか。各紙の中盤戦から終盤戦の情勢分析によれば、森友・加計疑惑隠しのため「大義なき解散」に打って出た安倍政権が300議席に迫ると伝えられる一方、野党共闘の要になってきた共産党が現状維持もままならない厳しい情…

希望の党の失速で前原民進党代表はどうなる(2)、行き場を失った策士には戻る場所もない、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(14)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その86)

選挙戦が中盤に差しかかって希望の党の失速状態がいよいよ顕著になってきた。毎日新聞の衆院選中盤情勢分析(10月16日)によれば、「自民堅調」「希望失速」「立憲躍進」の傾向がますます顕わになってきている。自民は単独で300議席を超える可能性が…

希望の党の失速で前原民進党代表はどうなる(1)、策を弄する者は策に溺れる、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(13)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その85)

総選挙公示日の直前、かねてから計画していた北海道空知地方の旧産炭地域調査に出かけた。以前からの計画なのでいまさら予定を変更するわけにもいかず、赤平・三笠・岩見沢・歌志内・夕張など空知地方をレンタカーで回ったのだ。同行者3人はいずれも研究室…

NHKは死んだ! 「モリカケ疑惑」に一言も触れない日曜討論なんて存在価値ゼロだ、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(12)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その84)

いま、NHK日曜討論を見終えたばかりだ。驚いたことに「衆院選10日公示、党首討論」と銘打った75分の長時間番組なのに、「森友・加計疑惑=モリカケ疑惑」に関する討論が一言も出てこなかったのだ。安倍首相の酒食仲間である島田某解説委員が討論を強…

「寛容な改革保守政党」を目指す希望の党は、選別と排除の独裁ポピュリスト政党だった、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(11)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その83)

小池新党「希望の党」に対する世論の風向きが急速に変わりつつある。小池氏が希望の党の代表に就任した頃の怒涛のような勢いは影を潜め、お洒落なスーツで包まれた彼女の姿の中からくっきりと独裁者のシルエットが浮かび上がってきたからだ。このままでいく…

前原民進党解体劇は「名を捨て実も失う」結果に終わる、野党第1党が一夜漬けのポピュリスト政党にのみ込まれる奇怪さ、凄まじさ、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(10)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その82)

前原代表が推進する民進党解体劇が「名を捨て実も失う」危機に直面している。9月28日の民進党両議員総会で満場一致で決まった「名を捨てて実を取る」シナリオが破綻し、直後から「話が違う」事態が続々と出てきているからだ。なにしろ小池希望党代表が、…