2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

少子高齢化・人口減少が一段と加速し、新聞購読数が激減している中で、〝党勢拡大〟を追求する矛盾、「成長型モデル」から「持続可能型モデル」への転換が必要、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その4)、岸田内閣と野党共闘(69)

かねがね思うことだが、共産党は政治の動きには素早い反応を示すが、社会の動向や時代の流れに関しては恐ろしいほど鈍感だ。目下、党の命運がかかっているとして連日ハッパをかけている〝党勢拡大大運動〟にしても、その視野は党周辺の狭い「拡大対象者」に…

時代と社会の流れが政治のあり方を決める、政党はその変化を受け止めなければ生き残れない、「身を切る改革」が必要なのは共産党だ、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その3)、岸田内閣と野党共闘(68)

この1年余り、刊行された何冊かの日本共産党に関する著書のなかで大きな刺激を受けたのは、中北浩爾著『日本共産党、「革命」を夢見た100年』(中公新書、2022年5月)と碓井敏正著『日本共産党への提言、組織改革のすすめ』(花伝社、2023年9月)の2冊であ…

「数値目標」偏重では党勢伸びず、〝乾いた雑巾〟はもう絞れない、日本共産党9中総の志位委員長のあいさつを読んで、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その2)、岸田内閣と野党共闘(67)

2023年10月5,6日に開かれた日本共産党第9回中央委員会総会(9中総)の冒頭、志位委員長は第29回党大会(2014年1月15~18日)に向けたあいさつで、「第29回党大会成功、総選挙躍進をめざす党勢拡大・世代的継承の大運動を、文字通りの全支部運動に発展させ、…

日本共産党は〝志位体制〟を固守してこのまま衰退の道を歩むのか、それとも刷新して再生の道を見出すのか、いまその分岐点に立っている(その1)、岸田内閣と野党共闘(66)

日本共産党百年史の際立った特徴は、〝党勢拡大〟がその根幹に据えられていることだ。党勢拡大の意義と重要性は、(1)日本の民主主義革命ひいては社会主義革命を達成するためには、何よりも党の〝自力〟をつけなければならない、(2)「革命政党」として…