2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
これまでは専ら大阪出直し市長選をフォローしてきたが、今回は少し目を転じて、出直し市長選が政界再編に与える影響について書いてみたい。その切っ掛けは、みんなの党・渡辺代表の「8億円借金問題」がタイミングよく発覚したことだ。日ごろから胡散臭い行…
市民の「圧倒的支持」を得て大阪都構想の膠着状態を突破したいとの橋下市長の思惑が市民・有権者に見破られ、出直し市長選は史上最低投票率の23.6%に終わった。それも白票を含む無効票が過去最高の6万7500票に達するとのおまけつきだ。あまりにも…
今回の出直し市長選の本質を一口で言えば、それは橋下市長の“不信任投票”だったということだろう。橋下氏は「選挙に勝って、民意を失った」のだ。それは何よりも当選した橋下市長が記者会見に現れず、代理の松井知事がたった1人で苦し紛れの会見に応じたこ…
明日3月23日はいよいよ大阪出直し市長選の投票日だ。地元大阪では「無駄な選挙」、「面白くない選挙」、「大義のない選挙」などの芳しくない世評が広がるなかで、市民・有権者の関心がいっこうに盛り上がらない(むしろ無視・無関心の空気が広がっている…
3月23日の投票日を目前にしながら、このところ大阪出直し市長選関係のまとまった報道がさっぱり見当たらない。東京の友人からも「大阪のニュースがない」との連絡があったが、これは関西でも基本的に同じことだ。マスメディアが「報道の価値なし」と判断…
大阪出直し市長選の折り返し日、3月16日のラストサンデーに海遊館(港区)近くの沿道端で開かれたタウンミーティングの現場に行ってみた。この日は堺市の泉北ニュータウンで午後から「堺市のまちづくりとニュータウンの再生」に関する講演会があり、そこ…
大西隆氏の日本学術会議会長就任の背景に関する拙ブログに対して、現職の学術会議会員から最近重要なコメントが寄せられました。当該ブログは2012年11月の古いものであり、お目に留まることは難しいと思われますので、再録して関係読者の御参考に供し…
都島区、阿倍野区、此花区を観察地域に選んだもうひとつの理由は、いずれの行政区も2011年統一地方選で維新派議員が当選しており、その活動ぶりを地元選挙区で見たかったからだ。維新派議員は、都島区1人(3人区、維新得票率は次点候補も含めて33%…
大阪出直し市長選がいよいよスタートした。告示前後の様子を伝える各紙の見出しは、およそ以下のようなものだ。(1)産経新聞 「異例ずくめ 選管ため息、「こんな選挙初めて」、相次ぐ出馬辞退/公選法抵触の判定は・・・」(2014年3月7日) 「大阪市長選 …
今日3月9日は(注目の)大阪出直し市長選の告示日だ。でも、最近はそれらしき記事やテレビニュースにあまりお目にかかれない。3月11日が東日本大震災から3周年に当たるので、各紙ではこの間大型の特集記事が続いており、テレビ番組も同様なので、橋下…
ここ数日間、東京で仕事をしていたが、大阪出直し市長選や橋下氏の話題が出ることは一切なかった。新聞各紙も東日本大震災3周年特集記事で紙面が取られているせいか、それらしき記事は皆無だった。僅かに東京新聞の囲み記事(3月4日)で、2015年春の統…
前回紹介したマスメディアの世論調査結果は、橋下氏が強行した出直し市長選に対して大阪市民の過半数(6割前後)が「反対」であることを明らかにした。なのにその一方、維新以外の政党も「候補者を立てるべきだ」(読売57%、朝日59%、共同通信57%、毎日5…