2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

下半身を引き裂かれたオール与党体制、(堺市長選と神戸市長選はどうなる、その2)

昨日9月27日に実施された堺市長選において、自民、公明、民主、社民各党が支援する「オール与党候補」の現職を破って、橋下大阪府知事の支援する元府部長、竹山氏が当選した。投票総数29.2万票のうち13.6万票(46.6%)を獲得し、次点の現職…

上半身と下半身がねじれた地方首長選挙の行方、(堺市長選と神戸市長選はどうなる、その1)

民主党への政権交代が実現してからもう1週間近くになる。その政治的波紋は国内外に日に日に広がっているようにみえる。そのなかで「野党」になった自民党は、総裁選挙を通して「夢よもう一度」と訴えているが、何しろ政策転換のない世代抗争選挙なので、アピ…

グータラ政権、グータラ政党の退場、(麻生辞任解散劇、最終回)

今年の1月7日に「麻生辞任解散劇シリーズ」を書きはじめてから、今日で私の「麻生日記」もようやく最終回を迎える。正直言って、当初はこんな長いシリーズになるとは夢にも考えていなかった。麻生政権は総選挙のための単なる「ピンチヒッター」にすぎない…

自民党総裁選挙迷走劇の本質は政策難、(麻生辞任解散劇、その29)

いまマスメディア空間は、16日の国会首班指名を直前にして「鳩山一色」で塗りつぶされている。政権交代が実現して新しい内閣が誕生するのだから、世間の注目が集まるのは当然だ。新聞辞令では、京都からも少なくない民主党議員の名前が取りざたされている…

小選挙区制の劇薬効果に驚愕した21世紀臨調、(麻生辞任解散劇、その28)

民主党への「政権交代」が実現した総選挙結果について、いまなお各方面からの洪水のような論評が連日続いている。一体誰の論評を参考にしてよいか、迷われる読者の方々も多いことだろう。私とてその中のひとりであることには間違いないが、9月3日に「緊急…

自民党は地域(ローカル)政党としてしか生き残れない、(麻生辞任解散劇、その27)

選挙結果が判明してから3日経った。投票日直前の日記で、私は「今回の総選挙が歴史的な転換点の前兆であることは変わりない。一刻も早く、そして徹底的に自公政権の息の根を止めたいものである。」と期待した。だが、これほどの自民党の惨敗ぶりは予想でき…