2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪維新の会、橋下大阪市長がこれだけ悪行を重ねていながら支持層があまり減らないのはなぜか、朝日新聞市民世論調査(2015年2月7、8日実施)から考える、橋下維新の策略と手法(その3)

朝日新聞がこの2月10日に掲載した大阪都構想に関する市民世論調査結果をみて驚き、かつ油断ならないと感じた。ひとつは、「仮に今、大阪都構想の是非を問う住民投票で投票するとしたら、賛成しますか、反対しますか」の質問に対して、「賛成」35%、「…

公明党は住民投票で大阪都構想に本当に反対するのか、関西創価学会はすでに「自主投票」の方針を決めている、橋下維新の策略と手法(その2)

公明党が大阪都構想について180度態度を変えたとき、「住民投票を実施することには賛成するが、大阪都構想には反対する」との訳のわからないことを言っていた。いまさら論理矛盾を詮索しても始まらないので、その言い分をそのまま受け入れるとすると、結…

大阪維新の会の統一地方選と大阪都構想住民投票への取組みが活発化している、橋下維新の策略と手法(その1)

阪神・淡路シリーズが終わってから暫くしてブログを再開するつもりだったのが、思わぬアクシデント(個人的なこと)に足を取られて今日まで延び延びになってしまった。しかし、その間の政治の流れは恐ろしく速い。安倍政権は止まるところを知らない勢いで、…

2017年10月の次期神戸市長選挙は、阪神・淡路大震災復興事業の「負の総決算=損切り」選挙となるだろう、新長田南地区再開発と神戸空港への対応が市長選の帰趨を決めることになるだろう、阪神・淡路大震災20年を迎えて(最終回)

今年1月3日から集中的に書き始めた「阪神・淡路大震災シリーズ」も今日で30回を数えた。まだまだ書きたいことは山ほどあるが、もうこのあたりで一応の締め括りをして次のテーマに移りたい。最終回のトピックスは、2017年10月の次期神戸市長選をめ…

阪神・淡路大震災20年において、神戸市がいまなすべきことは新長田南地区再開発事業と神戸空港建設事業の歴史的検証だ、神戸市議会に復興事業の調査・検証に関する第三者委員会の設置を提案する、阪神・淡路大震災20年を迎えて(その29)

「阪神・淡路大震災20年シリーズ」を書いてきてつくづく思うことは、20年という長い時間が復興事業の表面を洗い流すことで、当初は見えなかった内部構造が否応なく露出してきていることだ。勿論、見る人の目の付け所によって見えるものは違うが、神戸市…

スカイマークの経営破綻と関空・伊丹空港運営権の入札延期で「ダッチロール」状態に陥った神戸空港をどうする、関空・伊丹・神戸3空港の一体運営への移行は果たして可能か、阪神・淡路大震災20年を迎えて(その28)

ふたたび、神戸空港のことについて語ろう(語らなければならない)。今年1月28日、発着便枠(1日30便)の7割を占めるスカイマークの経営破綻(民事再生法適用)が明らかになって以来、神戸空港は事実上「ダッチロール」状態に陥ったといっても過言で…

「ポスト成長時代=人口減少時代」の現代都市計画の主役は(役人ではなくて)市民・住民なのだ、神戸の「まちなか再生」は住民が住み続けなければ成功しない、住み続けるかどうかは住民の意思(愛着)で決まる、阪神・淡路大震災20年を迎えて(その27)

人口減少時代の象徴的な都市問題である「空き地、空き家」問題を解決するにはどうすればよいのか。「ゴミ屋敷」になった空き家は壊すしかないだろうが、それでも跡地の空き地はどこにも持っていけない。空き家の修繕費を補助して新しい入居者を迎える、「空…

神戸再生のカギは「まちなか再生」にある、当局主導の「プロジェクト主義」「イベント主義」を抜本転換して「まちなか再生」に重点を移し、市民のまちづくりを支援することなしには神戸は生き返らない、阪神・淡路大震災20年を迎えて(その26)

「輝ける神戸」を再び取り戻すにはどうすればよいのだろうか。結論的に言えば、それは「ハコモノ」が輝く都市ではなく、「ひと」と「まち」が輝く都市に神戸を変えることだ。言い換えれば、もうこれ以上、市役所が主導する巨大プロジェクト(三ノ宮再開発計…

神戸市政の最大の失敗は、宮崎市長が神戸空港計画を断念したことではなく復活させたことであり、笹山・矢田市長が空港建設を引き継いだことだ、阪神・淡路大震災20年を迎えて(その25)

高度成長時代の「輝ける神戸」がポスト成長時代になって「冴えない神戸」になってしまったのはなぜか。ひとつは都市成長が止り、逆に都市収縮が始まっているというのに依然として拡大成長路線を取り続けたこと、もうひとつは市役所一家が市民のまちづくりマ…

都市を市役所(役人)の目だけで見てはいけない、都市は市民の生活空間なのだ、近代都市計画の機械的適用はかえって神戸を衰退させる、多様性こそが都市の魅力であり、都市の持続的発展の原動力なのだ、阪神・淡路大震災20年を迎えて(その24)

資本主義の発展にともなって集積してきた住宅問題や公害問題など一連の都市問題を解決し、都市を近代的に再編することが都市計画の役割であり、その原則を打ち立てたのが近代都市計画だと私たちの世代は教えられてきた。高度成長期に差しかかった頃の日本の…