2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧
朝日新聞がこの2月10日に掲載した大阪都構想に関する市民世論調査結果をみて驚き、かつ油断ならないと感じた。ひとつは、「仮に今、大阪都構想の是非を問う住民投票で投票するとしたら、賛成しますか、反対しますか」の質問に対して、「賛成」35%、「…
公明党が大阪都構想について180度態度を変えたとき、「住民投票を実施することには賛成するが、大阪都構想には反対する」との訳のわからないことを言っていた。いまさら論理矛盾を詮索しても始まらないので、その言い分をそのまま受け入れるとすると、結…
阪神・淡路シリーズが終わってから暫くしてブログを再開するつもりだったのが、思わぬアクシデント(個人的なこと)に足を取られて今日まで延び延びになってしまった。しかし、その間の政治の流れは恐ろしく速い。安倍政権は止まるところを知らない勢いで、…
今年1月3日から集中的に書き始めた「阪神・淡路大震災シリーズ」も今日で30回を数えた。まだまだ書きたいことは山ほどあるが、もうこのあたりで一応の締め括りをして次のテーマに移りたい。最終回のトピックスは、2017年10月の次期神戸市長選をめ…
「阪神・淡路大震災20年シリーズ」を書いてきてつくづく思うことは、20年という長い時間が復興事業の表面を洗い流すことで、当初は見えなかった内部構造が否応なく露出してきていることだ。勿論、見る人の目の付け所によって見えるものは違うが、神戸市…
ふたたび、神戸空港のことについて語ろう(語らなければならない)。今年1月28日、発着便枠(1日30便)の7割を占めるスカイマークの経営破綻(民事再生法適用)が明らかになって以来、神戸空港は事実上「ダッチロール」状態に陥ったといっても過言で…
人口減少時代の象徴的な都市問題である「空き地、空き家」問題を解決するにはどうすればよいのか。「ゴミ屋敷」になった空き家は壊すしかないだろうが、それでも跡地の空き地はどこにも持っていけない。空き家の修繕費を補助して新しい入居者を迎える、「空…
「輝ける神戸」を再び取り戻すにはどうすればよいのだろうか。結論的に言えば、それは「ハコモノ」が輝く都市ではなく、「ひと」と「まち」が輝く都市に神戸を変えることだ。言い換えれば、もうこれ以上、市役所が主導する巨大プロジェクト(三ノ宮再開発計…
高度成長時代の「輝ける神戸」がポスト成長時代になって「冴えない神戸」になってしまったのはなぜか。ひとつは都市成長が止り、逆に都市収縮が始まっているというのに依然として拡大成長路線を取り続けたこと、もうひとつは市役所一家が市民のまちづくりマ…
資本主義の発展にともなって集積してきた住宅問題や公害問題など一連の都市問題を解決し、都市を近代的に再編することが都市計画の役割であり、その原則を打ち立てたのが近代都市計画だと私たちの世代は教えられてきた。高度成長期に差しかかった頃の日本の…