2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

1(民進)+3(共産、自由、社民)=1(民進)にしかならなかった衆院東京10区補選、これを「一定の効果があった」とする野田幹事長の詭弁は見過ごせない、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その21)

衆院補選の翌日、10月24日の野田民進幹事長の記者会見には開いた口が塞がらなかった。各紙が伝えるところによると、記者会見の詳細は明らかにされていないが、野田流の「選挙総括」ともいえる内容の発言なので見過ごせない。短い記事の中から注目しなければ…

民進主導で野党支持層・無党派層から総スカンを食った衆院両補選、東京でも福岡でも過去最低の投票率となった、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その20)

10月23日投開票の衆院両補選は、告示直前に共産が候補を取り下げる形で野党共闘が成立したにもかかわらず過去最低の投票率となり(東京10区35%、福岡6区45%)、いずれも与党候補が圧勝し、野党候補は完敗した。東京10区の投票率などは過去最低だった2014年…

新潟県知事選で大失態を演じた蓮舫・野田民進執行部、野党共闘は「野田抜き」でなければ進まないだろう、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その19)

2016年10月16投開票の新潟県知事選で、原発再稼働に反対する知事が鹿児島県に次いで誕生した。特筆されるのは、民進が与党候補を支援する連合新潟(電力総連)の意向を受けて野党共闘から脱落し、「自主投票」を決定したにもかかわらず、野党候補が「野田抜…

民進党は野党共闘に本気なのか、衆院東京10区補選の様子では、蓮舫・野田執行部は「食い逃げ」戦略を描いているような気がする、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その18)

10月11日告示、23日投開票の衆院補選が東京10区と福岡6区で始まった。両選挙区ではいずれも野党共闘が成立して民進党候補に一本化されたが、内情は複雑で選挙運動がいっこうに盛り上がらないらしい。東京10区に関して言えば、与党側も内幕は複雑…

芹川日経論説主幹の「民進は全体、右向け右!」論説は、自民党議員の総立ち拍手を促した安倍首相の所信表明演説に通じるものがある、日本の秋の空にもそろそろ全体主義の気配が色濃くなり始めた、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その17)

芹川日経論説主幹の「民進は全体、右向け右!」の論説を読んで、まず私が最初に感じたことは「全体主義」(軍国主義)のきな臭い匂いだった。私のような戦前生まれの者には、毎朝校庭で「右向け右!」と号令を掛けられ、整列させられた記憶がいまだ鮮明に残…

「民進は全体、右向け右!」、芹川洋一・日本経済新聞論説主幹の驚くべき論説(2016年10月3日)を読んで、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その16)

本論に入る前に東北の復興状況について一言記したい。宮城県の石巻専修大学で10月1日から開催された災害復興学会の前に、石巻市半島部の漁村の復興状況を現地見学してきた。目立ったのは巨大防潮堤があちこちで着工中なのに対して、高台移転や復興住宅の建設…