2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

麻生・小沢党首討論は「やらせ番組」か、(福田辞任解散劇、その14)

麻生政権の誕生は、もともと物事すべてを「客観的に見る眼がある」と自負する福田前首相が、自分では次の総選挙に勝利できないとあっさりとピッチャーマウンドを降板し、麻生氏にリリーフを託したことに起因している。だから麻生氏は、「国民的人気」のある…

2大政党制の虚構と破綻、(福田辞任解散劇、その13)

世界金融危機の煽りを食って、日本の自動車産業は大幅な輸出減や国内需要減に直面している。だから、国内外の生産ラインを止めるとか調整するとかして、資本はなんとかこの危機を乗り切ろうとしているのだろう。しかし見過ごせないのは、これを契機に派遣労…

宰相の器でない宰相の辛さ、(福田辞任解散劇、その12)

このところ、麻生首相の迷走ぶりが目立つ。その極みが「定額給付金」という選挙前の公金のバラマキだろう。「定額給付金」には、もともと2つの不純な政治目的があった。ひとつは公明党との連立(野合)を維持するための「連立与党買収コスト」、もう一つは…

ブッシュとともに去りぬ、(福田辞任解散劇、その11)

オバマ氏がアメリカの次期大統領に確定した。この数日間、ほとんど衛星放送の外国ニュースばかり見ていたが、キャスターや解説者の興奮ぶりがもの凄かった。まるでアメリカに「革命」が起ったようなはしゃぎぶりだ。無理もない。それほどブッシュ大統領の8…