2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

山口二郎・中北浩爾編著『日本政治、再建の条件』を読んで、自維政権にどう立ち向かうか(4)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その80)

11月15日刊行の山口二郎・中北浩爾編著『日本政治、再建の条件――失われた30年を超えて』(筑摩選書)を早速読んでみた。山口二郎(法政大学教授、政治学)は市民と野党共闘を推進してきたキーパーソンであり、中北浩爾(中央大学教授、現代日本政治論)は日…

毎日新聞「多党化ニッポン」、中島岳志「リベラル保守と社会民主主義 連帯を」を読んで、自維政権にどう立ち向かうか(3)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その79)

毎日新聞の「多党化ニッポン」にはいろんな論者が登場する。11月14日の中島岳志(東科大教授、近代日本政治思想)の「リベラル保守と社会民主主義の連帯を」は、多党化時代の複雑な政治構図を読み解くうえで参考になる一つの仮説だろう。中島氏は政治家や政…

NHK日曜討論を観ての奇妙な違和感、野党席には「反動ブロック」各党が並び、末席に共産党が座っている、自維政権にどう立ち向かうか(2)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その78)

11月9日のNHK日曜討論を観て奇妙な違和感にとらわれた。いつも与党席にいた公明と維新が入れ替わり、野党席には共産が「反動ブロック」と位置づける国民・公明・参政が上席に座っている。共産は末席から2番目、山添政策委員長がこじんまりと座っていた。…