2026-01-01から1年間の記事一覧

一通の手紙で〝双方向・循環型〟の党活動が実現できるとは思われない、民主集中制廃止と党首公選を実現しなければ党勢回復は文句に終わる、8中総の「あいさつ・報告」を読んで、共産党の再生は可能か(その12)

日本共産党第8回中央委員会総会の「志位議長あいさつ」、田村委員長と山下副委員長の「幹部会報告」(赤旗3月14日)を読んだ。志位議長はあいさつで「この総会は文字通り日本共産党の命運がかかった重要な総会」と位置づけ、田村委員長が第一報告(政治報告…

党勢の現状把握には「社会増減=入党者数と離党者数の差」と「自然減=死亡数」の基本データが不可欠、共産党の中央委員会総会報告や党大会報告は基本データが欠落している、共産党の再生は可能か(その11)

国や地域の人口動態を正確に把握するには、「自然増減」(出生数と死亡数の差)と「社会増減」(転入数と転出数の差)を知る必要がある。日本が直面している深刻な〝人口減少〟の実態を知るには、「少子化=出生数の減少」と「多死化=死亡数の増加」の分析…

〝翼〟をもぎ取られた共産党は再び空中に舞い上がれるか、〝地べた〟を這う党勢拡大はもはや限界に来ている、共産党の再生は可能か(その10)

衆院選前、志位議長は日経新聞インタビュー(2月6日)の中で、「共産党の最大の弱点は数が少ないことだ。議長として国会議員の数を増やすことに専念し、強く大きな党をつくる」と力説していた。だが、選挙結果は衆院議員が8人から4人へ半減し、共産党は議場…

立憲民主党の安保・原発政策の変質を批判した共産党が、なぜリベラル層の「受け皿」にならなかったのか、共産党の再生は可能か(その9)

衆院選投開票日から2週間余り、各紙では高市自民党の圧勝と中道大敗の原因についての分析が続いている。前者についてはもう言い尽くされているので省略するが、後者の方はさほど見るべき分析がない。その中で、落選した元立憲民主党の重鎮たちが語った日経新…

衆院選で惨敗した「中道改革連合」、参院選と統一地方選は元の「立憲・公明」で戦うという、〝2面相〟政党は国民に信頼されないだろう、共産党の再生は可能か(その8)

衆院特別国会は2月18日に召集される。会期は7月17日までの150日間、召集日に首相指名選挙が行われ、高市首相が再び選出される予定だ。20日には首相の施政方針演説、24~26日には衆参両院で代表質問が行われることになっている。投開票日から現在に至るまでの…

国民世論がポピュリズム化している、「日本型ポピュリズム=推し活選挙」が自民党の歴史的圧勝を導いた、共産党の再生は可能か(その7)

第51回衆院選は2月8日、投開票され、定数465(小選挙区289、比例代表176)のうち、自民党は単独過半数(233議席)を大きく上回り、少数与党の参院で法案を否決されても再可決できる3分の2(310議席)を超え、316議席に達した。一つの政党が3分の2にあたる議…

自民は単独過半数を超え大幅議席増、中道は半減の可能性、通常国会冒頭解散にあたって(4)、共産党の再生は可能か(その6)

1月29日から30日にかけての日経・読売・毎日各紙の「衆院選序盤情勢調査」、2月に入ってからの朝日の「中盤情勢調査」を読んで、予想外の展開に驚いた。選挙前は中道改革連合の結成もあって「保革・中道対決」になると予測されていたが、各紙の予測はいずれ…

「保守・革新2大陣営」の対決から「多党化分散時代」へ、政治構図はどう変わる?通常国会冒頭解散にあたって(3)、共産党の再生は可能か(その5)

通常国会召集日解散の翌1月24日、各紙は多党化分散時代の政治構図をどう読み解くかについて多様な主張を掲げた。毎日新聞社説は、高市首相が解散表明時の記者会見で「私が首相でいいかを国民に決めてもらう」ためだと説明したことに対して、次のように反論し…

志位議長の不出馬は次期総選挙の敗北を見越した〝敵前逃亡行為〟に当たるのではないか、姑息な権力延命策は却って党勢後退を加速させる、通常国会冒頭解散にあたって(2)、共産党の再生は可能か(その4)

志位議長が次期総選挙へ不出馬を表明したことは唐突な印象を与えたが、日が経つにつれて次第にその構図が見えてきた。各紙は、志位氏が次期総選挙に立候補せず、党議長を続投することを簡単に伝えただけで、それ以上の分析には踏み込んでいない。一方赤旗は1…

立憲・公明の「中道新党」は政権交代の担い手になるか、1月23日通常国会冒頭解散にあたって(1)、共産党の再生は可能か(その3)

今回の通常国会冒頭解散にともなう政変劇は驚くことばかりだ。なかでも「連立解消の公明 与野党両にらみ」「斉藤代表、自民含め各党と等距離」(朝日新聞、1月14日)とされてきた「どっちつかず」の公明党が、一転して立憲民主党との新党結成に踏み切ったの…

高市政権の不意打ちで1月23日召集の通常国会冒頭解散が急浮上、野党共闘不発を見越してか、共産党の再生は可能か(その2)

1月10日の読売新聞報道をきっかけに、1月23日召集の通常国会冒頭での解散が一気に浮上してきた。衆院選は「1月27日公示、2月8日投開票」あるいは「2月3日公示、2月15日投開票」の〝超短期決戦〟となる模様だ。総務省は1月10日、各都道府県選挙管理委員会事務…

共産党は政党から教義集団に変質したのか、志位議長の「『資本論』がいよいよ生命力を発揮する時代がやってきた」を読んで、共産党の再生は可能か(その1)

年末から年始にかけて、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」を念入りに読んだ。一言で感想を記すと、共産党が「政党=政治団体」から資本論を教義とする「教義団体=イデオロギー集団」に変質しつつあるのではないか、ということだ。赤旗は年末に「『Q&A資本…