2020-01-01から1年間の記事一覧
毎日新聞6月18日の記事、「安倍政権の8年は何だったのか、「レガシーは『アベノマスク』だけ」、憲法改正困難に」を読んで思わず噴き出してしまった。安倍政権の本質をこれほどまで見事に活写した見出しはかってなかったからだ。6月17日に閉会した通常国会で…
安倍内閣が、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として打ち出した1次補正予算および2次補正予算案をめぐって国会が紛糾している。「Go To キャンペーン委託費最大3095億円」「持続化給付金委委託費769億円」「予備費10兆円」が3大テーマだ。いずれもコロ…
5月25日に全国の緊急事態宣言が解除されてから1週間余りの時が流れた。1週間後の6月1日がちょうど月の変わり目でしかも月曜日、何だか空気が変わったような気がして少し楽な感じになった。だが、外出して見ると、圧倒的多数の人々がマスクをして歩い…
黒川東京高検検事長の賭けマージャン発覚は、産経新聞関係者からの週刊文春への通報だった、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(38)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その215) 黒川東京高検検事長の賭けマージャン事件で驚いたことが3つある。第…
5月18日の朝日・読売両紙を広げて驚いた。朝日の1面トップ記事は、河合夫妻が昨年7月の参院選を控えて広島選挙区の地元議員や陣営関係者ら約30人に700万円を超す現金を持参していたことを、県議らの証言を基に詳細に報じている。自民党本部から提供…
暇と健康を持て余している元気老人が数人、いつもの喫茶店に集まった。マスターももちろん元気で健康そのもの、お互いに「コロナをうつさない」ことを信条とする暇な連中の集まりだ。共通するのは「オンライン」「テレビ会議」などの最新兵器が苦手なこと、…
小池東京都知事・吉村大阪府知事が突出する中で沈没する野党共闘、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(35)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その212) 連日、新型コロナウイルスの感染者数や死者数の報道を聞かされ、気が滅入ることおびただしい。…
前回の拙ブログをめぐって、最近何人かと議論する機会があった。「3密」を避けての少人数の集まりだから盛り上がらないことおびただしい。それでも幾つかの論点が浮かび上がり、それぞれが自己満足して別れた。論点は以下のようなものだ。 (1)安倍首相は…
安倍首相は4月6日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言を7日にも東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に出す意向を明らかにした。期間は5月6日までの1カ月、7日に正式に決定する。特措法に基づく緊急事態宣言は今回が…
近畿財務局職員の遺書の公開、黒川東京高検検事長の定年延長をめぐる森雅子法相の支離滅裂答弁、河合夫妻の公職選挙法違反疑惑に関する秘書逮捕などなど、最近の安倍政権には内閣が幾つも吹っ飛んでおかしくないほどの不祥事が続出している。それでいて一旦…
遅きに失したとはいえ3月11日、 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は漸くにして新型コロナウイルス感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明した。中国湖北省武漢が発生源とされる新型コロナ感染は、3月11日時点で114国・地域にす…
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。朝日新聞(3月4日)によると、3月3日現在、感染者は世界70カ国・地域で9万1892人、死者数は3130人に上り、依然として勢いが衰えない。2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は29カ国・地域で約8千人…
東京在住のジャーナリストたちでつくっている「リベラル21」という同人ブログがある。新聞・テレビ・通信社ОBが中心となり、その他諸々の職種の方々が参加している個性的かつアクティブなブログ集団だ。共通しているのはメンバーがシニアだということ、そ…
今年2月期の各社世論調査で、最後に実施された産経世論調査(2月22、23日実施、25日発表)の結果が目を引いた。産経新聞の意図は、「首相主催の『桜を見る会』の問題と『新型コロナウイルスによる肺炎』の問題とでは、どちらをより優先して審議すべきだと思…
内閣府が2月17日に発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が1.6%減(年6.3%減)に落ち込んだことを契機に、その後のメディアの論調はガラリと変わった。各紙(2月18日)が伝えた記事の見出しは、以下の通りだ。 〇毎日新聞、「凍える消費 GDP…
日銀京都支店は2月10日、『管内金融経済状況』を発表し、「観光は、足もと、中国での新型肺炎の拡大の影響により弱めの動きとなっている。主要宿泊施設の宿泊客数および主要観光施設等への入込客数をみると、1月までは堅調に推移していたものの、足もとは中…
オーバツーリズムからアンダーツーリズムへ、新型コロナウイルス肺炎はこれからの京都観光に深刻な影響を与えるだろう、安倍内閣支持率下落と野党共闘の行方(25)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その202)
京都市長選が終わってから2週間余り、内外情勢が激変している。この間、月刊誌『ねっとわーく京都』への寄稿のため拙ブログを休んでいたが、僅か2週間で京都を取り巻く状況はすっかり変わってしまった。あまりの変化の速さに付いていけなのか、門川市長は相…
京都が今年初めての本格的な寒波に見舞われた昨日、ある会合のため円山公園近くの場所まで歩いた。京阪四条駅から八坂神社へ向かう四条通りは京都第一の観光ルートだが、正午前の時間にもかかわらず閑散として人影が少ない。いつもは混雑を極めている花見小…
京都市長選2月2日の翌日、各紙のニュースを読み比べてみた。地元紙の京都新聞が特大の紙面を割いて詳細に報道したほかは、あまり見るべき記事がなかった....というのが率直な感想だ。これから本格的な論評記事が出て来るのかもしれないが、投開票翌日の…
今回の京都市長選は、2008年以来の「3極」対決となり接戦が予想されたこともあって、メディアの報道合戦も殊の外賑やかだった。各紙には連日3候補の選挙公約が詳しく紹介され、キチンと新聞を読んでいる有権者には大いに参考になったに違いない。テレビでも…
1月29日の拙ブログで、「大手メディアでは、毎日新聞が今日1月29日朝刊の全国版で「京都市長選『共産党はNO』広告、現職側団体『無断』で著名人顔写真」と初めて報じた(京都新聞はノーコメント)」と書いたが、同日、京都新聞にも関係記事が出ていた。誤…
京都新聞1月26日掲載の市長選最中の大型反共広告について、私は翌27日の拙ブログで「選挙終盤戦にかけての大掛かりな謀略宣伝の匂いがする」と書いた。その後、ある友人から広告の支持者リストに名を連ねている著名人の1人、千住博・前京都造形芸術大学学長…
1月26日(日)の京都新聞朝刊を見てのけ反るほど驚いた。門川陣営の選挙母体である「未来の京都をつくる会」が紙面一杯の反共全面広告に打って出たのである。その文面がまた凄い。右翼団体やヘイト集団が街頭で撒くような「反共ビラ」そのものなのだ。その横…
1月19日の選挙告示日から今日26日で1週間、京都市長選は折り返し点を迎えた。知人のジャーナリストの情報によれば、福山陣営と村山陣営は街頭宣伝活動が中心で盛り上がっているのに対して、門川陣営は支援組織の票固めに重点を置いているので姿が見えにくい…
1月24日から中国の旧正月(春節)が始まり、大量の訪日観光客が京都へも押し寄せている。京都はいま市長選の真最中で、「観光公害」が最大の争点として浮上していることは既に述べた。現職候補と地域政党候補は、京都はまだ受け入れの余地ありとして交通混雑…
政府観光庁が1月17日に発表した2019年の訪日外国人旅行者数(推計)は3188万人(対前年比69万人増、2.2%増)だった。2018年は3119万人(対前年比250万人増、8.7%増)だから、これまでの伸びに比べて大幅な下落となった。訪日客数は辛うじて前年を上回った…
京都市長選が始まった。人口150万人近い大都市でありながら、選挙期間は僅か2週間の短期決戦だ。3人の候補者が掲げた膨大な選挙公約も市民の関心に沿って急速に絞られていく。選挙告示日前後の各陣営の様子を伝える新聞報道を見ると、程度の差はあれ「子育て…
京都市長選告示日を明日1月19日に控え、各陣営の選挙公約が出そろった。京都新聞(1月15日)は、「3候補予定者 公約巡り批判や修正」「村山氏、『まね』警戒 最後に発表」「門川氏、争点意識し 新事業次々」「福山氏、3回発表 最多の176項目」との見出しで、…
1月12日の「未来の京都をつくる会・総決起大会」(自公国立社5党・門川選挙母体)において、各党代表が異口同音に「今回の市長選は厳しい!」と叫んだことは既に述べた。なかでも西田自民府連会長と竹内公明府連代表の語気が凄まじく、両党の危機感が相当大…
今日の「赤旗」には、昨日1月14日から始まった第28回党大会の記事が大きく出ている。とりわけ大会第1目の3野党代表などの挨拶が全紙を使って掲載されるなど、野党共闘に懸ける共産党の期待が滲み出ているようだ。その中で私が注目したのは、国民民主党は平野…